Monday, September 29, 2008

til a gypsy found a room!!

私のNY生活も間もなく3か月目を迎えようとしています。3か月もかかってしまいましたが、やっと、ここでの生活が動き出そうとしてる!って実感しています。それは、問題の連続だったアパート探しがついに解決したから、と言うわけではなくて、新しい目で物を見られるようになった、まるきり新しい自分がここにいるから。

「York women’s lives really begin when they land in the city. 」(ニューヨークの女の人生は、ニューヨークに来たときに始まるものだ)
Sex And The Cityの主人公キャリーが、ニューヨークに来る前の彼女の過去のストーリーが新たに小説として出版されるそうだ。この一言は、それについての新聞のコラムからの一言。ぐっときた。そう、過去は、過去なのだ。NYでのライフは、そこに来て初めて始まる。わたしのNYライフも、ちっと遅ればせながら、新しいアパートと新しい自分とで、新たに始まるのであるよ!!


今思えるのは、この3か月の日々はNYからの洗礼だったな、ということ。ようやくこの街で生きることを受け入れてもらえた気がしています。自分ていう器のサイズを知ることは生きる場所に関係なく大切なことだけれど、これだけなんでも(文化・人・モノ)あって、なんでもあり(自由、の意味)の街では、自分が何者かを分かったところで、やっと初めて「I❤NY」と言って、その奥行きの深さを楽しめるようになるんだと思うのです。だから今、ようやく「あこがれていた街」にいられる喜びをかみしめているところなのです!!

わたしにとってのこの3か月、本当に本当に、しんどかったです。天使の笑顔の裏に隠れてた悪魔のようなルームメイト。それは昼ドラに出てきそうな、陰険な意地悪な姑、のようでした。ようやく見つけたアパートでは、大嫌いな虫との戦い。いやはや、しんどかった。
しかし、このしんどさは、自分自身の跳ね返りでも、あったわけです。たいがいにして、意地悪な姑にいびられる嫁は、いたいけな無垢な女の人だけど、わたしはそうじゃなかったから、状況をさらにひん曲げてしまっていたんだよね。虫問題勃発以降、ずっと継続してきたアパート探し。トータルで20件近く見たと思う。見れば見るほど、自分の求めるものがわからなくなって、苦しくなったなあ。失敗を繰り返したくないから余計に、これもあれもと、そう、自分の身の丈を忘れて、妥協という言葉が頭から消えて、完璧を求める欲が増していた。


でも偶然が絡み合ったこの結果は、必然だったんだと思う。これがあって初めて知った、自分の姿+そうして足を運んでいなければ、見ることもなかったNYのいろんな顔とその事情。

いろんな問題っていうフィルターを通して、鏡に映った自分は、とことん、弱くて、ネガティブ。無知で、荒唐無稽で、柔軟性ゼロ。つまり、とーっても、未熟でちいさな人間てことだった。過小評価、というよりは、小さな自分を認めたわけです。そこでようやく、自分のレベルにあったスタートラインを見つけた感じ?憧れを細かく分類して、今の自分と比較していくと、小さな目標の塊になってくる。ならば、ひとつずつ、と言ったところだ。

そこに気づいたら、新しいアパートがすんなり決められた。そうしたら、いろんなものが、クリアに見えてきた。驚くほどに。住みたい!!と思えるアパートに、今は住めない理由というのは、まだ自分はそこに手を伸ばせるレベルではないから。ならば、そこに近づくために、今の自分ができることを、少しずつ、ひとつずつ、やってみよう、ということ。
フィットしないものに、無理やり当てはめようとしても、無理!自分が、壊れます。笑。そして、努力に見えることも、無駄なあがきに、結果としては、なっちゃうよね!

アパート探しは、身を持って行った社会科見学でもありました。本来なら行くこともなかっただろう、エリアにもたくさん足を運んだ。ブロンクス近くのマンハッタンや、後から分かった犯罪多発地域であったブルックリンの街。エリアが変わるとこんなにも、くっきりといる人間が変わるのかと驚いた。エリアごとに違う人間がいて、顔の表情と街の表情もなんとなく似通っていて。レストランや店だとかの「面白さ」を追求する意味でいろんなエリアを知ることができた意味も大きいけど、この狭いニューヨークのエリアごとによって変わってくる人間の違いに、生活の違いというものが確実にあるとうことも実感させられた。それが、NYという街、なんだな。

わたしがアメリカに来た理由は、アメリカの英語を学びたかったから。NYを選んだのは、この地で演劇を学びたかったから。「自分探し」のため、という思いはございませんでした。しかし、わたしがこの3か月で最も学んだものは何かと言ったら、「甘ったれの自分」ってものでした。逆に言えば、「自分」が薄っぺらかったから、辛い日々、だったんだよなあ。ははは。

自分自身が見えてきたこの3か月。NYという街を、こういう経験がなければ持てなかった別の視点で見られました。新しい自分が、新たなNYの楽しみ方を、始めようとしています!I love New York!

2 comments:

Anonymous said...

やっと笑って話せる時が来たね。振り返ってみた時にこそポジティブに受け止められる大きな自分になっていたいものです。スタートラインにやっと立てたね、お互いに。

Kazuyonce said...

本当だね~。やっと笑えるよね~、わははっ。雨降って、地固まる!
晴れの日に感謝だね。これからは、よーい、ドン!のあとは、いいペースでいい感じに日々を送っていきたいものだね :-D